- 概要
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遮音板の長寿命化を実現
遮音板の長寿命化を図る上で、従来品にはふたつの大きな課題がありました。ひとつは、前背面下部の底辺部に水が溜まりやすいこと。もうひとつは、前面と背面に異なる材質の鋼板を使っているため異種金属の接触部分に電食が起こることでした。そこで従来品の形状や材質を見直し、水はけがよく電食に強い遮音板として「タフパネル」を開発。これまでの課題を解決し、遮音板の長寿命化を実現しました。
- 開発目的
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既設の統一型遮音板は、経年変化により前面下部の底辺部に水が溜り、錆が発生し損傷するケースが多く、排水機能を改善するために開発されました。
- 特徴
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腐食を抑制する特殊構造
「タフパネル」は、排水性を高めるために底面のハゼ折り部分に切り込みを入れた前面排水タイプと、底面を傾斜させた完全排水タイプの2タイプがあり、いずれも前面と背面の鋼板に同一の材質を採用しているため、異種金属の接触による電食を防ぎます。
2タイプを使い分けた施工が可能
施工の際には、上段の傾斜部分に前面排水タイプを、下段の垂直部分には完全排水タイプを使い分けることができ、現場の状況やご予算に応じた柔軟な施工が可能です。