- 概要
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2方向からの同時探傷によりき裂を高精度に検出します
- フェーズドアレイ超音波探傷装置には、フィンガー側と控え側に2つの探触子を搭載しています
- き裂を挟み込むように連続して2方向から同時探傷することにより、微細なき裂も見逃しません
- ソリ型プローブホルダーの装着により、フィンガーの間をスムーズに横断して探傷します
- ラックレールは継ぎ足しが可能で調査延長を選びません。またラックレールはマグネット式で現地におけるセッティング作業が容易です
- 接触媒質には「水」を使用し、測定後は速やかに現場を離れることができます
- き裂測定の流れ
- き裂測定の精度
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W-Dolphin 64(フェーズドアレイ超音波探傷)は、き裂の深さ約3mm以上が検出可能であり、深さ5mm以上のき裂を計測することが可能です。
なお、W-Dolphin 64によるき裂測定値は実き裂に対して概ね±2.5mmの範囲内であることを確認しています。
※W-Dolphin64は、当社、三菱重工パワー検査(株)が共同で開発した技術です。
(特許第6963241号、第6991688号)
維持・保全業務
維持・保全業務とは、構造物の長寿命化を目的とした技術・サービスです。
様々な視点から構造物の劣化状況を調査・分析します。
フェーズドアレイ超音波探傷技術「W-Dolphin64」
鋼製フィンガージョイントの上面に 2つの探触子を搭載したフェーズドアレイ 超音波探傷装置を自走させ、 フィンガーの付け根に発生するき裂を 高精度に検出する技術です。