- 概要
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コンクリート構造物の劣化状況を調査し、最適な補修のための情報を提供します。
コンクリート構造物の寿命を縮める要因としての含有塩分量、ASR潜在膨張性を分析し、その対策を提案することでコンクリート構造物の長寿命化に寄与します。
- 特徴
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- 様々な方法による正確な調査・試験を実施します。
- 最新の各種分析試験機器により、試験を行います。
- 試験データを基に専門スタッフが評価します。
- コンクリート構造物に関する診断を行います。
- コンクリート構造物の劣化に関する相談にお答えします。
- 各種分析・試験に対応
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現地試料採取コンクリート構造物から直接試料を採取します。
塩化物イオン分析(JIS法...電位差滴定法)
コンクリートコアまたは粉末試料を用いて、塩化物イオン量を精度高く測定します。
コンクリートコアの潜在膨張性試験
潜在膨張性試験により、アルカリ骨材反応(ASR)の潜在膨張性(今後の膨張量)を評価します。
EPMA
定量分析・元素マッピングを行います。電子顕微鏡に波長分散型(WDS)およびエネルギー分散型(EDS)を装備しています。
ASRチェッカー
コンクリート片に発生したゲルがアルカリシリカ反応(ASR)により発生したアルカリシリカゲルであるかを、特殊配合の試薬を用いて判別を行います。
各種装置を揃え、様々な分析に対応します。
- 電位差滴定装置
- 蛍光X線装置
- イオンクロマト装置
- 電子吸光光度計
- 圧縮強度試験機
- キセノン耐光性・耐候性試験
- 複合サイクル試験機
- 偏光顕微鏡
- 研究施設
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当社では、コンクリート構造物の長寿命化を追及するための研究拠点として石川県金沢市に専門の試験研究室を有しています。ここでは、コンクリート構造物の塩害やアルカリ骨材反応の劣化状況を調査し、塩化物イオン量・アルカリ量・陰イオン量分析、潜在膨張性試験、EPMA分析等により劣化要因と劣化の進行過程を診断し、劣化の進行予測と補修効果の評価を行なっています。